日本の接客業でストレスを溜めている方、オーストラリアでストレスフリーで働けるかもしれません!
こんにちは、ヒナハナです*
最近は仕事が休みの日はいろんな人と会う機会があります。
今週はお気に入りのTreehouseというカフェで2回もランチしました。
そのときに日本での接客業の大変さを聞いて、今自分がどれだけ楽しく働けているのかというのを改めて感じました。
そこで日本では絶対できないオーストラリアでのハッピーワークスタイル(カフェで働くヒナハナ版*)を日本の接客業と比較しながら5つに分けてご紹介しようかと思います!
1.接客態度
日本では笑顔じゃないとクレーム。言葉遣いが良くないとクレーム。手を後ろに組んでいてクレーム。店員同士がおしゃべりしていてクレーム。
こっちでは、チャイニーズの安いテイクアウェイショップは論外ですが、目も見ない。言葉を発しない。料理を運ぶときも流れ作業のようにボンとテーブルにおいて無言で通過。笑 本当にびっくり。そこまででなくてもローカルのカフェでもダルそうに働いている店員さんや笑顔ゼロの店員さんも多い。けどそんなに気にしない。むしろフレンドリーな店員さんも逆にお客さんとも楽しくおしゃべりしたり、鼻歌(時には大きな声で)を歌いながら、リズムに乗りながら接客。多国籍だから言葉は通じればOK。私も暇なときは常に鼻歌。お客さんと喋りまくり。
2.ケータイ
日本では当然仕事中はケータイ禁止ですよね。
私のカフェは厳しいほうでケータイ禁止ですが、他のカフェや飲食店、小売店では当たり前のようにケータイをしている姿を普通に見ます。コンビニでレジに行ったら店員さん電話中で客(私)が待ってても1分ほどしゃべり続け、「ガールフレンドがなかなか切ってくれなくて。ごめんね。」なんて言われることも。急ぎだったらそういうのは困るけど、基本ケータイいじってるくらい誰も何も気にしない。もちろんそれに対するクレームもなし。
3.お昼休憩
日本では従業員用の控え室などで休憩しますよね。
でもこっちではみんなホールでお客さんに混じって休憩します。しかもユニフォームのまま。お客さん用のテーブルでご飯を食べ、ケータイで遊んだりコーヒー飲んだり。
私もそうします。お客さんがいるテーブルの隣でお昼ご飯食べることも日常。店員が食べているのを見て、お客さんもそれが食べたいって注文してくれたり、お客さんと世間話したり。ご飯休憩中にお客さんが来店してランチを中断して対応しようとすると、"Relax! Keep going."とか"Enjoy your lunch"とか言って他の店員が来るのを待ってくれる。いいから食べてな。休憩中なんだから!って感じで。常連さんが来たときに私が食事中だと、”Stay!"とか言って私が対応しようとするのを阻む人も。笑
店員・客の立場関係なく一人の人としてリスペクトされているのをすごく感じます。休憩は休憩。客の前でご飯を食べるのがダメな意味がわからないというくらい。服やさんなどの小売店は店員が一人しかいないこともあるので、ランチを買いに行くときは"We'll be back in 10min :)"なんて書いた紙を張って店を10分ほど閉め、戻ってきたらレジのところで食べながら接客。行きたかった店に「10分で戻ります☆」なんて紙が貼ってあることもしばしばなので、そういう時は違う店見て回りながら待ちます。もちろんノークレーム。
4.お客さん
日本では小さなことでもクレームつけてくるお客さんも多いでしょうが、こっちの人はとても寛容。待たせてしまったり注文間違いがあったりしても、きちんと対応すればそんなに怒らない、料理が美味しかったりお店を気に入ってもらえたらものすごく褒めてくれる。もちろん変な人はいますが、変な人は明らかに変な人の場合が多いので「そういう人」として対応できるし、違うお客さんが助けてくれることもよくあります。変なクレームに対応できずに困っていると「おい、さっきから聞いてれば変にいちゃもんつけやがって。何がしたいんだ?」みたいな。直接的に助けてくれなくてもトラブルが去った後に、近くの席に座ってた人たちが「何さっきの人?すごく嫌な感じね。心配することないわ。料理も美味しいしあなたたちは素晴らしいわ。」なんて声をかけてくれたり。明らかに変な場合は「もう二度と来ないで下さい」と対応することもあるし、ひどい場合は警察も呼びます。お客さんが助けてくれることが本当に有難いです。
5.ワークライフバランス
日本ではブラック企業もまだ多いですし、そこまででなくとも有休を取りづらい文化が根強かったり、クリスマスや年始などの繁盛期に休みをもらうことに後ろめたさを感じたりすることがありますよね。
こっちは何かあればすぐ訴えるのでブラックなことはなかなか出来ないですし、みんな人を人として尊重しているのでホリデーも頻繁にとります。自分がホリデーを取っているときはみんながカバーしてくれるから、誰かがホリデーを取ったときも喜んでカバーする文化です。みんなLive to workでなくWork to Liveです。楽しく生きるために仕事してるんだ、仕事ばっかりで旅行もできないんじゃあ意味ないぜって感じですかね。なので基本的に週末は休むもの。働けっていうんなら給料2倍払ってね。クリスマスや年始は家族と過ごすもの。絶対働きたくないけどどうしてもっていうなら3倍ね。という意識です。お正月休みたいとかクリスマス休みたいとか当たり前ですよね。残念ながらうちのカフェは韓国人オーナーなので日本っぽい文化も強いのですが、強気で遠慮なくいつも休みもらいます。結婚していて旦那の家族がこっちにいるから言いやすいですしここはオーストラリアですからね。
以上、私が感じたオーストラリアと日本の接客業の働きやすさの違いを書かせていただきました。
ただ、ノークレームとは言っても特に飲食業は日本で言うホットペッパーのようなサイトが充実しているのでそこで悪いレビューが書かれたりすることはあります。うちのカフェは少ないですが、店員の態度が悪いところはレビューに書かれていますし料理の評価もされています。なので全く気にしないわけではないんですね。
でも日本の接客業を経験した人がそれをそのままオーストラリアでやるととても喜ばれます。喜ばれるとやる気も出るし嬉しいし、とても楽しく働けるようになると思います。日本の接客業に疲れた方はオーストラリアに働きに来てみたらいかがでしょうか?
日本の接客業で長いこと頑張っていた友達の話を聞いて、自分が今いかに恵まれた環境で楽しく働けているかということが実感できました。
これからも日本で培った接客術を活かしながらオーストラリアの文化の中で楽しく働きたいなと思います。
お読み頂きありがとうございました*
ヒナハナ